EGYPT

12/29 カイロ到着

関西空港からの直行便で、カイロに着いたのは12/29の夜。
入国審査の前に銀行で両替とビザを購入。3件並んだ銀行はこっちにこいと盛んに手招きする。
入国審査の係員はのんびりパスポートをチェック。一端端によけると後ろの人を呼びチェックを始める。
その人のチェックが終わってからパスポートは返ってきた。
空港の外に出る。思っていたほど呼び込みはいなくて、わざわざこっちからタクシー乗り場に向かう。
一人目の兄ちゃんはギザまで60£と言う。「高い!30!」というが「遠いから」と下がらない。
歩くと他の人がついてくるかと思ったけど、意外と誰もこない。このまま行くと表に出ちゃう。
そこで、タクシー乗り場に戻り、別のおじさんにこえをかける。結局60だった。警官が寄ってくる。
おじさんは「大丈夫大丈夫、」みたいな感じで席に乗るように促す。
一応警官にガイドブックを見せるがあまり分からないようだ。

ゲートで車のナンバーと,自分の名前を記入して,市内へ。ゲートを出るのにも5£必要だ。
高速道路は整備されているので快適だ。思っていた以上に近代的な街のようだ。
15分くらい走ったところで、行き先を聞いてきた。どうやら分かっていなかったらしい。
ネットで予約しておいたシェラトンを言うと、
「カイロには4件シェラトンがあるから」とか言い訳をする。

ギザ広場の辺りは夜だというのにたくさんの人と車で大渋滞。
ようやく渋滞を抜け出し,目的のホテルを目指して走る。
運転手は途中2度ほど歩いてる人に聞いていた。
今夜の宿,シェラトンロイヤルガーデンは大通りから少し入ったところにあるので
分かりにくかったみたい。
ドルの方が得な気がしたので10+1ドル(チップ)を渡すと喜んでいた。

シェラトンロイヤルガーデンはリゾートホテル風のきれいな建物だった。
中庭にはプールもあり,いまだにクリスマスの飾りとライトアップが残っていてキレイ。
部屋も快適。さすが一流ホテル。
年末年始ということで今回の宿はネットで全部予約してきた。全て高級ホテル!
でも日本の代理店を通すと年末年始はめっちゃ高いのに
自分で予約すると定価のままなのが不思議。

荷物を置いて,水を買いに外にでる。時刻は10時。でもまだ表には大勢の人がいる。
1.5リットルの水に適当に10£出すとおつりを8£くれた。
適正かどうかわからないけどまあこんなもんだろう。
近所をぐるっと廻ったけどあまり入りたい店もなかったのでホテルに戻る。
明日はピラミッドだ!!!

12/30 ピラミッドパワー

これからの旅の移動手段を確実に押さえるために,朝から駅に向かう。
ホテルからギザ広場駅までは結構なキョリがあった。
30分歩いてようやく到着。係員に「ムバラク」というと0.7£の切符をくれた。

回転バーを押して構内へ。
列車は1.2両目が女性専用車両。3両目以降はほとんどが男性客。女性で乗っているのは家族連れぐらいだ。
3両目に乗ってしまったので,男性の好奇の目にさらされることになる。
子供達はあからさまに興味シンシンな様子。
こっちをみてにこにこしている。大人もちらちらこちらを見る。
まあ実害がなければいいけど。

ムバラク駅で降り、人の流れにそってカイロ駅へ。
一応日本から予約メールを入れておいたワゴンリー社のオフィスに向かう。
でも予約はうまく通っていなかったようだ。
こんな時のために担当者の名前が入ったメールの返信を持ってきたのでそれを見せて対応してもらう。
ワゴンリーの支社長らしき人が一生懸命本部と交渉してくれる。30分ほどまたされたけど無事チケットゲット。
親切に時刻と場所を教えてもらい握手をして別れた。次はローカル線のルクソール〜アスワンを買わなきゃ。
ホームを超えてチケット売場に行く。6つぐらい窓口が並んでおり、最初の窓口で2つ隣だと言われた。
そっちに移動すると、こんどは右から2番目という。またそちらでは隣をゆびさされ(中はつながっている)
再び最初の窓口をゆびさされた。で,ようやくコンピューターを叩きはじめる。
何等車か聞かれたのだろう。アラビア語で2等車というと隣にいたお姉さんが手助けして答えてくれた。
ようやくチケットゲット。綺麗なチケットだ。それにしても対応のお役所的なこと。
混んでなくてよかったけど。

チケットを手に入れたので、一たんホテルに戻り、チェックアウトをしてピラミッドに出かける。
タクシーに乗り(20£)、いざピラミッドへ!
運転手はやたらとサッカラーへのツアーを進めてくるが断る。
20分ぐらい走ったころ、目の前のほこりっぽい空気の中に巨大なピラミッドを発見!
ピラミッドを右手にみながらゲートまで行くと、別のおやじがやってきて、
「ガバメントのツアーに連れてってやる」という。
断ってタクシーにお金を払おうとするが、タクシーも「ツアーの後でいいよ」とかいって受け取ろうとしない。
でもツアーなんて行く気もないので強引に渡して、その場を立ち去る。
外国に無料のサービスが存在することは、たいていの場合ない。

おー…スフィンクスがこっちをみている!!
チケットを買い中へ。少し坂道を登っていく。
たくさんの観光客と一緒に狭い通路を通って中に入ると、スフィンクスのそばに出た。
スフィンクスの周りには溝があり、近付けないようになっている。
随分風化してるのか、削り取られたのか両方だと思うけど、形が崩れている。
そして彼の視線の先には…ケンタッキー!!
こんな世界的な遺産のそばにケンタッキーを作るなんて。ちょっと興醒めな感じ。

さらに坂道を登っていく。歩きやすい靴でないと辛い。
とりあえず大きなピラミッドを目指し、歩いていく。
イチバン最初についたのはクフ王のピラミッドのようだ。
壁に近付く人がいると、警官がフエを鳴らして警告している。
ピラミッドは一段一段が大きく、上まで登ろうと思うとかなりの体力がいるだろう。

ぐるっと廻ってみると、チケット売場にはまだ人が並んでいる。
諦めてたけど、もしかしてクフ王のピラミッドに入れるかも…!
列の後ろについてみることにした。それにしても進まない。

30分〜40分は待ったと思う。ようやくチケットを手にする。
40£払うと20£のチケットを2枚くれた。1枚返そうとするが2枚もってけみたいな感じ。
2つのお墓に入れるのかな?と勝手に解釈する。
クフ王のピラミッドは盗窟者が開けた穴から入る。
入口には係のおじさん、お姉さんがいて、たくさんの観光客をさばいている。
カメラチェックにひっかかってしまった!!
預ける人もいなくて困ったのでセキュリティのお姉さんの首に強引にカメラをかける。
お姉さんは困ってたけど、おじさんも「それでいい」みたいな感じだったので。
そしてチケットを1枚渡して入る。

中は狭く、急勾配の坂に足場のついた板が敷いてあり、両サイドには手すりがある。
中腰で歩かないといけない。
しかも上からどんどん人が降りてくるので、もう必死。
せまい道をようやく登り、玄室に到着。何もないけど、なんか威圧的な雰囲気。中は熱い。
ちょっと歴史に触れて感動しながら来た道を降りていく。
おりるのがまた大変で、うっかりすると頭をガン!とぶつけることになる。

入口に戻るとカメラが置かれていた。
お姉さんに「ありがとう!」といって5£渡すとにっこり微笑んでくれた。
でも感動した!入ってよかった!!

違うピラミッドにも入ろうと、メンカウラー王のピラミッドに向かう。
太陽が頂点にあたって、幻想的な絵を表している。
こちらもたくさんの人が並んでおり、列について進んでいく。
入口でチケットを出すと、「これはクフのだよ」と言われる。
え〜、やっぱクフ王の2枚渡されたんだ〜と思ってがっかりしながら、
でもせっかくなのでもう一回入ろうとクフ王の墓へ戻る。

でも実は大人は40£だったみたい。学生に間違われて、1枚で入れたみたいだ。
もう終わり掛けの時間だったので、中に入ると誰もいなかった。
さっきみんなについてゾロゾロ上がっていった時は何とも思わなかったのに、
一人で狭い通路を登り、うえを見上げると、玄室からなんかでてきそうな、不思議なパワーを感じた。
怖い。そして、私が入っているのを忘れてドアが締まったらどうしよう…
なんとか勇気をだして中程まで上がってみるが、もう怖すぎて進めなくなった。
それで慌てて降りる。気づかないうちに随分登ってきてたんだなあ。
なかなか入口につかない。あせるので頭を打つ。でも早く降りたい。
ピラミッドには確かに何かいる、と感じた。

ようやく入口についた。係のおじさんはあまりにも早く出てきた日本人に驚いてたみたい。
でも自分にとってはかなり長く思えた時間だった。
そして学生でないことに気付いていたのか、親指と人差し指をこすり合わせ
「ジャパニ、マネー、マネー」とチップを要求する。
でも無視して立ち去る。

タクシーを拾ってホテルに戻る。20£。
なかなか適正価格で乗ることはむずかしい。交渉するのも疲れる。
ホテルで荷物を引き取り、ムバラク駅までタクシーで向かう。
夕方のカイロはかなりの渋滞だ。30分ぐらいでようやく到着。
でも駅のそばまで横付けしてくれなかったので(100m位離れてた)、チップはあげない。
荷物を預かり所にもっていく。荷物係のおじさんは「自分は5時までの勤務だ」とか言ってたけど
チップをあげなかったのでちょっと不機嫌だった。

身軽になったところで、地下鉄にのり、カイロタワーに向かう。
カイロタワーは、最寄の駅から高いタワーに向かってずんずん歩いていくと見つけることができた。
でも道は始めてだと分かりにくく、
しかも暗いので懐中電灯を持っていった方がいい。
青くライトアップされた塔では入場の他に、お茶やご飯を食べることができる。
タワー入場とディナーのセットチケット(70£)を買い、上に登る。
エレベーターのお兄さんは自分を指差し「岡村(ナインティナイン)に似てるでしょ?」
と話し掛けてくる。誰が教えたんだろ。でも似てるけど。

カイロタワーからの眺めは素敵だった。回転しているので360度見渡すことができる。
ディナーはメインやスープを選べたので、チキンカツレツとひよこ豆のスープを選ぶ。
サラダは豆を潰したのや生野菜(ちょっと怖い)がでてきた。
結構ボリュ−ムあるなあ。ミネラルウォーターを頼む。

今日の夜の寝台列車でルクソールに向かうのでまだ時間はある。ゆっくり食事をしてからカイロ駅に戻った。
荷物を引き上げ、ホームに向かう。
出発駅なので安心と思ってたけど、列車にきちんと番号や行き先がかかれていないので
どれに乗ればいいのか分からない。

ホームに列車が入ってきたのは21:15頃。
でも21:40の列車だからまだだろうとホームで待ってたけど
21:30になっても目の前の列車は動かない。
入口にいたお兄さんに聞くと、どうやらこの列車らしい。
慌てて乗り込む。ほんのちょっと荷物を持ってくれただけなのにチップを要求される。
むかついたけど、1£渡すともう一枚という。なんでこれだけで2£やねん!!と思ったけど払った。
21:40、列車は滑るように出発した。よかった乗り遅れなくて。
ワゴンリーは完全個室なので快適。トイレは通路にあるけど、たくさんあるし、
客も少なそうなので大丈夫だろう。
いすはベッドに変身する。部屋には洗面台もある。
係員のおじさんがチケットをチェックしてくれてようやく安心できた。

荷物を整理してしばらくぼんやりしてると夕食が運ばれてきた。
機内食のような感じ。パンと牛肉の乗ったご飯、チョコレートのかかったクッキー(これはいける)、
サラダ、オレンジ。味はう〜んって感じ。
それにさっきカイロタワーでご飯食べたからお腹も空いてないし、というわけでほとんど残してしまった。
取りあえず眠かったので、ベッドを用意してもらって、寝ることにした。
ルクソールには6:30につく予定だ。


12/31 ルクソールで年越し

朝の5:00過ぎに目覚める。適度な揺れがいい感じで、電車の中でも結構熟睡できる。
着替えて車窓の風景をみてると、朝早いのに結構起きてる人がいる。
間接照明っぽい街灯のあかりが石レンガ作りの家を照らして、異国の雰囲気満点。
6:30だけど駅につく気配はない。それに今どき朝食が運ばれてきた。
コーヒーだけ飲んで、もう降りなきゃと用意してたけど、駅についたのは7:30頃。
おくれるのを見越してのサービスだったのかな。でもお腹はあまり空いてない。

ルクソール駅に到着。荷物を背負い、駅の外に出る。
駅前には小さな商店やホテルが並んでいる。
客引きが寄ってくるけど、相手にせずとりあえず歩き出す。
意外と客引きは少ない。頭の中の地図を頼りに真直ぐ歩き、左に折れてようやく今夜の宿を発見。
メルキュールイン2m。

今日は大晦日。だけど料金は通常のままで、45ドル。
朝早いけど、チェックインさせてくれた。
部屋の窓からは隣のウインターパレスの中庭が見えて、きれい。
あっちに泊まりたかったけど、予約がいっぱいで無理だった。

荷物を置いて、ウインターパレス前のエジプトエアーでリコンファームを済ませ(やたら時間がかかった)、
ウインターパレスをのぞいてみた。中はものすごく重厚な感じ。ちょっと汚い服装では気が引ける。
しかもレストランも高い!
とってもきれいな中庭をうろうろして表に出た。

西岸へ。ローカルフェリー乗り場へと向かう。プライベートボートの勧誘がうるさいが、
2£で往復のローカルフェリーにのり、ナイル川を渡る。
船上で、「自分の弟はタクシー運転手」というおじさんに声をかけられる。
うさん臭いと思って相手にしてなかったけど、あまりタクシーもいなくて、バスも少なそう。
取りあえずハトシェプスト葬祭殿にいきたかったので、そこまで10£にしてもらう。
タクシーの中でもチャーターを進めてくるので交渉の末、ハトシェプスト葬祭殿と王家の谷、
王妃の谷とメムノンの巨像を案内してもらうことで60£で手を打った。
高いかな…でも面倒だしいいか。

ハトシェプストで降りて、1時間半後にまた迎えに来ると言い残して彼は去っていった。
チケットを買い、神殿まではゲートから無料のトロリーに乗っていく。
ハトシェプスト葬祭殿はバックに切り立った崖があり、
異様に青い空とのコントラストが荘厳な雰囲気を醸し出している。
ここでは数年前にテロがあり、たくさんの旅行者が犠牲になってしまった。
それにしても、柱や壁に残る壁画は、古代のものと思えないくらい、繊細で、美しい。
機械で掘ったかのようなきちんと大きさの揃った文字など、隙間なく絵や文字で埋め尽くされている。
テラスには列柱の後や彩色も鮮やかなレリーフが残り(たぶん修復ではないと思う)、
古代の人がここでどんなことをしていたのかとしばらく瞑想にふけってみた。 

今日の気温は高め。日ざしがきついので焼けそうだ。
空気は乾燥しているので、ペットボトルの水はかかせない。

表に行くと、タクシーがやってきた。車に乗り込み、王家の谷へ向かう。
チケットを買い(30£)、中に入る。日本人ツアー客も多い。でもほとんどが年輩の人達だ。
ビデオカメラは持ち込みできないので入り口近くで預けることになる。
チケットで3つのお墓に入ることができるので、まずは下見して、どこに入ろうか考える。
で、わりと大きそうなラムセス3世と●●●(忘れた…)に入った。お墓の中はムッとしていて暑い。
お墓ってひんやりしているイメージだけど、どうやらエジプトでは違うらしい。
ミイラとか腐ってしまいそう。
墓の中は壁一面壁画が描かれており、ヒエログリフの文字列は何をかいてあるのか気になる。
お経みたいなものなのな。
観光用にガラスで被ってあるので、ちょっとがっかり。なんか博物館みたい。
まあ、心無い人が落書きしたり、触るから仕方ないんだけど。

●●●(忘れた…)の墓にミイラがあった。
でも誰のモノか分からないらしい。家来とかで一緒に殺されたのだろうか。
通路の端に置かれていて、なんかかわいそう。

ツタンカーメンの墓は別料金で40£もいるので入らなかった。
きっとここがハイライトなんだろうとは思ったけど…。

出たところにあるレストランでお茶しようと思って出ると、なんとそのレストランはしまってた。
ショック〜。こんな有名観光地なのに〜。
タクシーがくるまで30分以上ある。仕方なくレストランの入口に座ってぼーっと待つ。日陰は少し寒い。

ようやくタクシーが来た。何もしてない時間は長く感じる。
王妃の谷へと向かう。こっちはそんなにメジャーじゃないのかな。結構観光客は少なめだ。
一番メイン(と思う)ネフェルトアリの墓はクローズしていた。
ここでも3つのお墓に入った。
●●●(忘れた…)の墓では小さなミイラをみた。生後6ヶ月の子供らしい。
貴族はみんなミイラになるんだな。
周りは乾燥して切り立った崖に囲まれている。夏場だと相当体力を消耗しそうだ。
タクシーを待つ間数件の店を眺める。水が5£とかいうので、
冗談じゃないと思って立ち去るそぶりを見せると、結局2ポンドになった。
それでも小さいサイズなので高いけど。
タクシーに乗り、メムノンの巨像の写真を撮って船着き場へ。
チップとして5£上乗せして渡すと喜んでくれた。
対岸に渡り、一たんホテルに戻る。

しばらく休憩した後、ルクソール神殿前のマクドナルドにいき、
「マックアラビア」なるご当地メニューを食べる。
ナンみたいな生地にトマトとか入ってる。
結構おいしい。しかもこのマックは眺めがめちゃいい。目の前のルクソール神殿が一望できる!

あまり賑わっていないスークを通って、歩いていく。
日本の母親にメールを出すためにネットカフェにいくのだ。
レインボーインターネットは10分単位で料金を支払えるので便利。30分の権利をかって、パソコンに向かう。
日本語フォントが入ってなくてもたもたしていると係のお兄さんが手伝ってくれた。
メールも無事に送れた(はず)のところで、ふたたびスークを通り、晩ご飯の場所を探す。
ところでこっちの子供達には日本人は珍しいのだろう。
どこへ行っても目をきらきらさせてこっちをじーっと見る。
スークでもお母さんに手を引かれた女の子がずっと後ろを振り向きながら、
ニコニコしながら歩いていた。ところが…
道ばたのリアカーの端に見事に頭をぶつけてしまった!あ〜かわいそう。
かなりびっくりしたんだろう、その後そのコは振り向きもせず、頭を押さえながら歩いていった。

ナイル川のそばにレストランがあった。そこでコーヒーを飲むことにした。カプチーノ15£。
素晴らしい眺め!暗くなりつつあるナイル川は幻想的で美しい。ぼーっと時の流れを堪能する。
辺りはすっかり暗くなってしまった。
駅前に行ってみた。どのレストランでも呼び込みが始まってきた。
なんかわからないけど、つぼ焼きが美味しそう。
でも結局ホテル近くの「アリババ」というちょっとこぎれいなレストランで食事をすることに。
タジン(煮込み)、とパン、ステラビール、ベジタブルスープを頼む。おいしい。
ステラビールはラガーみたいで飲みやすい。
ステラには輸出用と国内用があるらしいがどう違うんだろう。
さっきのカフェでは外人が「エクスポート」と言ってたのんでたなあ。国内向けはまずいのかな。

お腹いっぱいになったのでホテルに帰る。今日は大晦日。
お蕎麦たべなくちゃと思って日本から「緑のたぬき」を持参している。
ロビーではカウントダウンイベントが行われるのだろう、カクテルパーティが始まっていたが、
まずはお蕎麦ということで、部屋からお湯を頼む。
お蕎麦を食べてたら眠くなってきた。時刻は10時半。とても12時まで起きてられそうにない。
そしてやはり眠ってしまった。


1/1 アスワンへ

新年。海外で年を越したのは始めて。今年はどんな年になるんだろう。

朝からルクソール神殿にいった。神殿の入口にあるオベリスクは
ナポレオンが1コ持っていったので1本しかない。
こんな巨大なオベリスクをよく運ぼうと思ったなあ。
それはパリのコンコルド広場にあるから、数年前のパリで本場(ルクソール)よりも
先にオベリスクに出会っていることになる。
巨大な柱の間を通っていると、タイムスリップしたような気分が味わえる。
観光客もほとんどいなくて、朝早くの時間帯は結構お奨めだ。
くずれかけた巨像や、扉、柱…すべてに感動!
パルテノン神殿とか、そういうのとも作りは似ているみたい。
古代ローマ時代の戦車のような絵も壁に描かれていた。

いったんホテルに戻り、チェックアウトを済ませる。
タクシーに乗り,カルナック神殿にいくことにする。
ホテル前のタクシーはかなりふっかけてくるのでそれには乗らず
ルクソール神殿前で掃除していたタクシーに乗ることにした。
かなり粘って20ポンドで行けた。
お昼前だったので,チケットを買った後で神殿前のレストランでご飯を食べる。
オムレツとパン、ミネラルウオーター。普通においしい。
外国人にねだっていた子供が、どこかのおじさんにけっとばされていた。
教育上の問題かそれともプライドのためか。
それにしても親切心なのかおごりからか子供にアメとか配ろうとする外国人はみていてあまりいい気はしない。
こういうことするのはアメリカ人に多いみたいだ。

カルナック神殿はかなり巨大な敷地の中にある。
おそらく昔は建物も完全だったからかなりの規模の神殿だったのだろう。
108本の列柱はまさに圧巻!
多少崩れたらいやだなという気はするけど、柱の間を歩くとワクワクする。
ここにも何本かオベリスクがあった。誰々のオベリスク、とか
個人(もちろん王族)単位で作られるものなのか。
歴史に触れながら歩いていると結構疲れる。敷地内のカフェでコーヒーを飲む。
高いけど仕方ない。

帰りもタクシーの運転手と戦い、結局行きよりも高い値段で妥協してホテル近くまで帰ってきた。
スークでヒエログリフのペンダントトップを購入。
自分の名前をシルバーの台にいれてくれて50が35ポンドに。
なんかぼけっとしてたのであんまり値切らなかった。できあがりまで30分。
30分後に取りに再びスークにやってきた。近くの店のお兄さんが、
「ウォーター?タバコ?…ハシシ(麻薬)?」
おいおい。いいのかそんなもの売って。からかわれただけど思うけど。
ペンダントトップは素敵に仕上がっていた。欲しかったから嬉しい。
ナイル川沿いのレストランでコーヒーを飲んで、またのんびりと過ごしてみた。
今日の夕方はアスワンへと向かう。

時間が近づいてきたので荷物を受け取り、駅に向かう。
始発駅じゃないからちょっと不安。
電車は遅れていた。近くのおじさんに聞きたかったけど、
チップを要求されそうでなかなか言い出せない。
わりとみなりのきちんとした金持ちそうなおじさんが来たので、
この人なら要求しないだろうと思い、聞いてみる。
電車は遅れているらしい。誰も騒がないところをみると、日常茶飯事なのだろう。

ようやく電車が来た。
アスワンについた。駅を出て、人がいっぱいいて賑やかな通りを左手に歩いていく。
目的のホテルはすぐに見つかった。
ホテルに入ると「ナカムラ〜」と出迎えてくれた。
日本からネットでやりとりしていたからすぐに分かったようだ。
アブシンベルへのツアーもキチンと手配できていると聞き、朝の集合時間をきいて早々に寝る。
といっても、もう4時間もない…

1/2 アブシンベルの大神殿

朝3時前。ロビーに集まる。けっこうたくさんの人がいる。
やはりアスワンはアブシンベルへの起点として考える人が多いのだろう。
朝食のBOXを受け取り、小さなバンに乗り込む。
2〜3件のホテルを回り、客をピックアップする。
やがてたくさんのミニバン、大型バスが集まっているところについた。
ずらっと列が遠くまでできている。
ここからは警官が先頭にたち、隊を組んで、アブシンベルに向かう。
つまり襲われる可能性もあるということ。

列が長すぎて車はなかなか動かない。数台ごとにグループのように一緒に進んでいく。
ようやく車が動き出した。外はまだ真っ暗。
眠いけどなんだかワクワクする。
外がだんだん明るくなってきたころには、車は快調に飛ばしていた。
数時間走り、ようやくアブシンベルに到着。

駐車場について、帰りの時間を告げられて自由行動。
駐車場からはまだなにも見えない。ぐるっと回っていくと…
写真でみたことのある壁面の大きな彫刻が見えた!
実物を目の当たりにみるとやはり感動もひとしお。
すごい、すごいと連発する。
建物の中は壁画やレリーフをみるために人で溢れている。

ひととおり見た後、外にでる。そろそろ時間だ。
バンに乗り、アスワンへと帰る。
帰りにアスワンハイダムを通る。昔地理の時間に習ったなあ、と思い出す。
ホテルにつき、夜まで街をぶらぶら。
水タバコのパイプを冷やかしで「いくらだ?」と聞いてみる。
「30ドル」だったので、いらないという。
すると店のお兄ちゃんは、「いくらなら買う?20ドル?15ドル?」と慌てて聞く。
「いらないよ」と店を出て歩き出すと、なんとパイプを袋にいれておいかけてくる?
「幾らだ?幾らだ?」もうしょうがないので「5ドル!」というとなんと
「5ドル…、OK、OK、5ドル!」と売ってくれた。
荷物になるのに…と思ったけど5ドルならいいか。
いったい値段はどんだけ吹っかけてるんだか。

荷物を引き取って電車に乗る。
今日はここから寝台特急で一気にカイロへと向かう。
昔この寝台特急も襲撃された事件があった。無事につけるのかな。

1/3 再びカイロ

カイロ到着。無事だった。
今度のホテルはナイル川沿いのシェファードホテル。
リュックでのチェックインが似合わないいいホテル。
部屋も広めでラグジュアリーなかんじ♪

荷物を置いて外に出る。
カイロの道路を横断するのは命がけだ。車が猛スピードでやってくる。
信号とか関係ない。
ベトナムもバイク多かったけど、こっちがゆっくり歩けばよけて行ってくれる。
でもカイロでは車。そしてよけそうにない。
それでもでかけないのはもったいないし、必死でわたる。
カイロ博物館についた。ここにはツタンカーメンの黄金のマスクがある。
マスクはやはり特別室にあり、人で溢れかえっている。
360度見えるように展示してあり、写真を撮る人でいっぱい。
もちろん撮ったけど、フラッシュがだめなのでぶれてしまった。

ホテルの前のホテル(大きい)で両替をし、みやげ物店でグラスを買う。
トルコ製?のようだけど中近東ぽくてかわいい。
荷物になるのにも関わらず、3セットも買ってしまった。
あとせっかくなので水タバコの葉(リンゴ風味)も。
晩ご飯を食べに行く。ガイドブックに乗っていたエジプト料理店。
そこでハトを食べる。味はまずまず。
帰りに「コシャリ」という、エジプト版ファーストフードを買って帰る。
ご飯の上にスパイシーな具がかかっていてまあおいしい。でもおなかいっぱい。


1/4 市内散策

なんだかおなかがいたい。
昨日のハトのせいかも。

ホテルからタクシーでガーミア・ムハンムド・アリに向かう。
モスクの中には天井からたくさんのランプがかかっていて幻想的な感じ。
ここのテラスからはカイロ市内が一望できる。かすかにギザのピラミッドも見えている。
その後、市場「ハンハリーリ」を探してぐるぐる歩く。意外とわかりにくい。
最初「このあたりかな」と歩いていたところは人もすくないし、店もぽつぽつ。
絶対違うと再び探して、ようやく見つけた。やはり人がいっぱいいる。
市場の入口でケバブサンドを食べる。若干大丈夫かなと思いつつ…
中近東独特の入り組んだ市場の中を店をひやかしながら歩いていく。
あちこちからフレンドリーに声がかかる。
店先の物にちょっとでも興味を示したら待ってましたとばかりによってくる。
「フレンドー。これいいだろ?幾らなら買う?」
そんな感じでランプを2つ、ベリーダンスのカスタネットを2組、グラス、太鼓?などを購入。
たばこは市価の10倍をふっかけられたので注意!
お菓子屋さんで、甘い餅菓子?風のものを購入。
みんなへのお土産も揃った。
明日はいよいよ帰国。


帰国後

しばらくおなかが痛かった。
疲れのせいなのか、ハトのせいなのか、それともファラオの呪いだったのかは分からなかったけど。
でもエジプトはたくさんの見所があり、キャラの濃い人が多く、
たくさんの思い出が作れた大満足の旅でした。


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